第20回「野生生物と交通」研究発表会
開催報告
開催概要
第20回「野生生物と交通」研究発表会は、新型コロナウィルスの感染拡大の影響により、Zoomを用いたオンライン公開という形で、2021年2月15日に開催されました。
今回の研究発表会では、エゾシカと植物、事故対策、保全の3分科会が開かれ、計11編の発表が行われました。
質疑応答はチャットにて行われましたが、新しい方式にも関わらず、とても活発なものとなりました。
(質疑応答の内容はこちらで公開しています)
また、ホームページ上で公開されたオンラインパネル展示では、ロードキル対策や野生生物に関する取り組みなど、全国から6団体が参加し、そのうち1団体がZoomでPRを行いました。
分科会
※講演論文集ご購入についてのお問い合わせは、下記まで直接お問い合わせくださいますようお願い申し上げます。
◆お問い合わせ先◆
「エコ・ネットワーク」 TEL:011-737-7841 FAX:011-737-9606 HP: http://econetwork.jpn.org
第1分科会 エゾシカと植物 |
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座長:阿部 正明(一般社団法人 北海道開発技術センター) | |||
時刻 | タイトル | 著者名 | 発表者 |
10:40 ~ 11:00 | 橋を渡るエゾシカ:通行量から探る行動 |
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中島 卓也 氏 |
11:00 ~ 11:20 | エゾシカの食害を考慮した樹木による植生復元 ―実施9年後の状況― |
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檜澤 肇 氏 |
11:20 ~ 11:40 | ドライバーによる動物の視認性を考慮した植生管理の一提案 |
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吾田 佳穂 氏 |
第2分科会 事故対策 |
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座長:阿部 正明(一般社団法人 北海道開発技術センター) | |||
時刻 | タイトル | 著者名 | 発表者 |
13:00 ~ 13:20 | タンチョウにおける列車事故の発生状況 |
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吉野 智生 氏 |
13:20 ~ 13:40 | 道路から離れた場所の野生動物死体でも死因が交通事故と推定された事例 -そこから提起される法獣医学的諸課題 |
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浅川 満彦 氏 |
13:40 ~ 14:00 | イノシシとシカに対する高周波・低周波発生装置効果について ロードキルならびに獣害対策への実用性の検証 |
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辻 維周 氏 |
14:00 ~ 14:20 | 走行車に搭載された鹿と車両の車衝突回避用超指向性スピーカの音響特性 |
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松﨑 博季 氏 |
第3分科会 保全 |
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座長:原 文宏(一般社団法人 北海道開発技術センター) | |||
時刻 | タイトル | 著者名 | 発表者 |
14:30 ~ 14:50 | 貴重植物の移植における栄養繁殖方式(クローンの利用)と自家受粉による健全種子の難生産の問題について |
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斎藤 新一郎 氏 |
14:50 ~ 15:10 | 農地景観の小河川におけるニホンザリガニの生息地選択:局所及び景観要因に着目して |
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玉田 祐介 氏 |
15:10 ~ 15:30 | センサーカメラを用いた猛禽類の調査 ―繁殖モニタリングおよび巣内の状況― |
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嘉藤 慎譲 氏 |
15:30 ~ 15:50 | 奄美大島におけるナイトツアーの利用調整に関する実証実験についての報告 |
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鈴木 真理子 氏 |
パネル展示(オンライン)
ホームページ上で公開されたオンラインパネル展示では、ロードキル対策や野生生物に関する取り組みなど、全国から6団体が参加しました。第一分科会終了後のPRタイムでは、1団体がZoomでPRを行いました。
※オンライン展示の公開は終了いたしました。
展示名 | 出展団体名 | 展示内容 |
鹿ソニック | 有限会社ティ.エム.ワークス 轟 秀明 | |
IoT自動撮影カメラとAI搭載クラウド | 株式会社ハイク 早川 祐太 | |
エゾシカ協会の取り組み紹介 | 一般社団法人エゾシカ協会 松浦 友紀子 | |
スマートフォンアプリでロードキルデータを収集する実証実験 ―ロードキルデータプラットフォームの構築を目指して― |
帯広畜産大学農業共生圏高度専門家育成事業×株式会社バイオーム 浅利 裕伸 | |
道路生態研究会の活動紹介 | 任意団体道路生態研究会 園田 陽一 | |
ヤマネといきもの保全のための自動販売機設置のご提案 | 一般社団法人ヤマネ・いきもの研究所 湊 秋作 |