研究発表会

おしらせ

第24回「野生生物と交通」研究発表会の開催が決定しました。ただいま発表論文募集中です。プログラム等の詳細につきましては随時掲載していきますので、今後のお知らせにご注目ください。多数の皆様のご参加をお待ちしております。

日時:2025年2月28日(金)
会場:札幌コンベンションセンター 中ホール
   (〒003-0006 札幌市白石区東札幌6条1丁目1-1)
   ※Zoomによるオンライン同時配信あり(聴講のみ)
懇親会:レストランSORA(札幌コンベンションセンター内)
   ※詳細については、開催案内 をご覧ください。

第23回「野生生物と交通」研究発表会が2024年2月28日に開催されました。特別講演に麻布大学獣医学部 野生動物学研究室の塚田英晴教授をお招きし、北海道から遠く沖縄に至るまで日本全土にわたる多種多様な方面の研究者から、4分科会、計14編の研究発表が行われました。

第23回 「野生生物と交通」研究発表会 開催報告

本研究発表会は土木学会のCPDプログラムに登録されています(現地聴講のみ)。受講証明書は発送済みですので、届いていない等がございましたら事務局までお問い合わせください。

「野生生物と交通研究発表会」とは

「野生生物と交通」研究発表会は、個別に扱われがちな「野生生物」と「交通」に関する知識の情報交換の場として、2002年より毎年開催している研究発表会です。

自動車、鉄道、飛行機、船舶など、交通機関は常に技術的な進歩を続け、また、高速道路などの整備が進んだことによって、人や物の大量・高速輸送が拡大しています。このような交通技術の発展や交通インフラの整備は、野生生物と人間活動との接触機会を増やし、結果として様々な影響が顕著化しています。

例えば、エゾシカと自動車や鉄道の衝突事故(ロードキル)、鳥類と飛行機の衝突事故(バードストライク)もその1つであり、野生生物保護と交通安全の両面の課題となっています。また、交通機関の発達によって外部から多種の動植物が持ち込まれるようになり、そのような外来生物による生態系への影響も懸念されています。緑化活動においても極力自生種を導入することが求められるなど、交通インフラの整備における生物多様性の保存などが注目されています。

持続可能な社会システムを構築するためには、自然環境との調和が不可欠です。野生生物と交通にかかわる諸問題は、異分野にまたがる学際的な研究テーマであり、私たちの生活にも身近な問題でありながら、その情報交換の機会が極めて少ないのが現状です。

「野生生物と交通」研究発表会では、北海道だけでなく、全国各地から、学生、研究者、行政など、多くの方々に参加、発表いただいています。貴重なこの機会に是非ご参加いただき、活発な情報交換の場としてご活用いただければ幸いです。

研究発表会論文名一覧

これまでの研究発表会で発表された研究論文についてはこちらをご覧ください。

講演論文集

講演論文集は「エコ・ネットワーク」にてご購入することができます。上記リンク先よりお申し込みください。

第17回以前の研究発表会講演論文集については、第4回から在庫がございます。過去の講演論文集の購入および講演論文集に関するお問い合わせは、下記エコ・ネットワークまで直接お問い合わせくださいますようお願い申し上げます。

◆お問い合わせ先◆
「エコ・ネットワーク」 TEL: 011-737-7841 FAX: 011-737-9606 HP: https://econetwork.jpn.org